奇跡をあなたに
第1章



私の名前は誰がつけたの?

『幸せ』の“幸”


幸せなんてこの世にはないのだから..

どんなに願っても、どんなに頑張っても幸せになんてなれない。


名前が“幸”でも...


幸せを感じた事のない私。

今いるところ。

それはあるビルの屋上。


ゆっくりと靴を脱ぎ、フェンスを越えた。

下を見ればそこは恐怖の底。


毎日、毎日こんな事を繰り返す私。


死ぬために。


死にたいのに死ねないこの辛さ。


生きる楽しさ、生きる喜びを知らない私だけど、恐怖とゆう気持ちは知ってるみたい。


いつも1人ぼっち。

辛い、苦しい。
そんな気持ちは沢山知っている。


どうして、こうなったのかな...



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