奇跡をあなたに
修学旅行は東京だった。


自由行動は私だけ誰と行くかが決まっていなかった。

そんな中ある声が聞こえてきた。


「望、一緒に自由行動しない?」

「....無理。」


「なんで!?」


「俺、もうお前とはいれないから!」


そう言って望が歩いてくる方向は私だった。


「幸、俺と自由行動しよ。」


「.....。」


私は返事に困っていると...


「おッなら決まりでいいなッ」


先生の一言で、自由行動をする相手は望に決まった。


なんで?

どうして私と自由行動するの?

望の行動が私にはまったく理解できなかった。


そして、香苗の目線がなによりも怖かった。



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