奇跡をあなたに

正直私は帰りたかった。

だから私は市川望に言った。


「帰るから。」


市川望はそれを聞いてニコッと笑い私に言った。

「風邪引くなよ!」


私はそのまま家に帰り、風呂に入った。

「痛ッ」

今日転けた時、ひじを擦りむいたみたい。


最悪。


「クシュンッ」


風邪引いたのかな~
私は珍しく今日の事を考えた。

いつもなら、何も考えないのに...


市川望...なんで私を河原の水に落としたの?

てかなんで話なんか私としたわけ?...

そう考えながらその日は終わった。


次の日。


学校についた私。


教室に入ると席がなかった。

「....。」


「あいつがなんで、市川くんの前の席なわけ?まぢムカつくし~」


「席なくせばまたいなくなるでしょッ」


女子の仕業か...
市川望のはまだ来ていなかった。

キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン

チャイムがなった。
帰ろ。
そう思い教室から出ようとした時。

ガラガラ

先生が入ってきた。

「どこに行くんだ。」

「....席がないんで。」



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