奇跡をあなたに

そんなクラスの声に市川望は...

「てめぇらうるせ~!こいつは俺の友達だ!今度イジメたやつ!ぶっ殺すッ!」

え?友達?

「なっなに言ってんの?」


「今日からお前は俺の大事な友達な!忘れんなよ(笑)」

市川望は私の手をとり自分の席へ座らせた。


「待ってろよ~机と椅子は俺が持ってくるからよ。」


そう言って女子の方へ行った。

「おぃッあいつの机と椅子どこやったんだよ!」

「あたしじゃないよ~知らないッ」

バンッ
机を叩いた。

それにビビった女子は...

「そ、外よ!校庭の庭の隅に隠したの...」


市川望は何も言わず走ってとりに行った。

ざわざわッ

教室中がざわき始めた。

その瞬間。

先生も女子も男子も私を睨んでいた。

!?!?

その時、私はすごい恐怖に襲われた。

ガラガラ

「持ってきたぞ。」

市川望が帰ってきた瞬間。

先生も生徒も普通に戻った。

その変わりようが私には怖かった。



< 15 / 370 >

この作品をシェア

pagetop