奇跡をあなたに
そして放課後。
女子が市川望の席にいった。
「ねぇ~望くん~一緒に帰らない?」
それを聞いた市川望はというと。
「は?俺、お前ら友達じゃね~から!あと勝手に“望くん”なんて言わないでくれる?(笑)」
「なんで?なんでこいつには優しいの?」
「てか、しつこい!そこどいてくれない?帰るから!」
「市川くん!帰ろうよ!お願い!」
どんたけしつこい女?
私は1人でそう思いながら鞄を持ち帰ろうとしていた時。
「おいッ一緒に帰るぞ~」
「えッ」
市川望は私の手を掴み無理矢理外に出た。
「今日も河原で行くか?あそこ俺も気にったし~」
「....。」
「行くぞ。」
そのまま河原へ行き2人で話す事になった。
「なぁ~お前、名前なんなの?(笑)」
「..幸..。」
「幸か~俺、望なッ!」
市川望は私を友達だと言ってくれた。
本当なのか確かめたかった私は聞くことにした。