奇跡をあなたに
「望先輩じゃん!?」
「俺の友達に何してくれてんの?」
「望先輩!こんな友達より、私逹と友達になって下さい!ずっと憧れてるですよ?」
「友達ねぇ~お前らが友達になったら俺生きていけね~わ(笑)」
「そんな事言わないで....ッ」
!?!
望は女子からタバコを奪い、女子に向けた。
「お前もあの子と同じような事されないと分からないみたいだな~」
「望!それはやめた方が...」
「幸は黙ってろ!」
「.....。」
望は女子の腕を掴みタバコを近づけた。
「先輩や、やめて下さい!冗談ですよね...?」
望はその言葉を無視し、だんだん近づけていく。
その瞬間。
「嫌ッ」
その女子はタバコを振り払った。
「分かったか?この子はそれほど怖いんだよ!二度とこんな事するな!」
「....はい。」
女子逹は怖がり、それ以上何も言わなかった。
「幸、帰るぞ!」
「は...い。」
私は奈々を連れてその場を離れた。
奈々はいまだに体が震えていた。