奇跡をあなたに
そして夏休みの2日前。


私と望は学校へ行き、門にいた。


奈々が来たらすぐわかるように...


次々通っていく生徒の中のほとんどの女子が望に近より、あっとゆう間に望は数人の女子に囲まれた。


「キャ~望先輩アドレス教えて下さい!」


「今度遊びませんか?」


ザワザワ


「おぃッ幸、助けてくれよ!」


「ごめん!今、目離せないから...」


私はそんな望をほっとき、ただ門を通る女子だけを見ていた。

キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン


HRのチャイムのお陰で望は女子から解放された。


でも....奈々の姿はなかった。


「あ―まじ女うぜぇ―てか奈々いたか?」


「...いない。」


「そっか...奈々どこいるんだろうな。」


「あの女子、昨日私のせいって言った...私何かしたのかな?」


「幸はなんもしてね―よ!あいつがでたらめ言っただけだから!!」


「そうなのかな?」


「おぅッそんな事より奈々探さね―とな!」


「うん!」


!?!


「お前らチャイム鳴ったぞ!教室に入りなさい。」


そう言った先生に連れられ、私と望は教室に戻った。



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