奇跡をあなたに


私と望は何か手がかりがないか奈々の教室へ行った。


花瓶がおいてある奈々の机...


それが私逹を不安にさせた。


もしかしたら...そう思ってしまう。


私はとにかく、奈々が使っていた物を調べた。


“渡辺奈々”


そう書かれている奈々のロッカーを見てみた。


!?!?


そこはまるで、ゴミ箱のようにゴミが散乱していた。


そのゴミみたいな紙を拾い中身を見てみた....


!?


“死ね”


そこにはそう書かれていた。


何枚も何枚も書かれている紙。


“消えろ”

“うざい”

“汚い”

“殺す”



そんな言葉が書かれている紙は紛れもなく奈々のロッカーに入っていた。


普段自分が言われている言葉なのに...奈々がされていると思うと胸が苦しくてなった...


望もそれを見て、ただただ呆然としていた。


これが....いじめの現実。


紛れもなく...奈々はいじめられていた。


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