奇跡をあなたに
その中でも...この言葉は私と望は聞きたくなかった。


“自殺したんじゃないの?”


私は一気に鼓動が早くなる。


例え、ただの想像だとしてもその言葉には反応してしまう。


大丈夫だって思っても、心の中ではどこかでもしかしたらって思う。


そんな自分が許せなかった。


私と望は教室に行き、席に座った。


その時
放送が流れた。


“今日は終業式と緊急集会があります。生徒は体育館にただちに集まってください。”



私と望はすぐに分かった。


奈々の事だと...


生徒のほとんどは分かってはいた。



でも....何を言われるかは誰にも分からない。


私と望にも...


でも、いい事ではないのは確かだと思う。


私と望は不安を感じながらも体育館に向かった。


周りがザワザワしている中、自分の心臓の鼓動が早くなる事に気付いた。


そして、体育館についた。




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