奇跡をあなたに
そして20分後病院についた。


私は足が震えて、車から降りられなかった。


真実を知る事が、現実を見る事が怖かった。


そんな私を望は手をひいて一緒に歩いてくれた。


「大丈夫か?」


「...うん。」


私は奈々に近づく度々に怖くて怖くて仕方なかった。


怖いとゆう言葉では本当は表せない気持ちだった...


言葉では表現できない。


そして、病院の奥を進んでいると...


「奈々のお友達?」


そこにはおばあさんがいた。


奈々のおばあさんだ。


「すみませんでした無理を言って...でもこの子逹が奈々さんにどうしても会いたかったみたいなんです。」


先生はそう言って望と私の背中を軽く押した。


私と望はおばあさんに軽くお辞儀をした。


おばあさんは私逹を見てニッコリ笑い言ってくれた。


「いえいえ。最後に奈々も友達が来てくれて嬉しいと思うわ。
ありがとうね。」


おばあさんはそう言って奈々の所に案内してくれた。


私は目の前のドアを見て後ずさりしてしまった...


そんな私を望は後ろから支えてくれた。


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