奇跡をあなたに


車に乗り、少したった頃、車が止まった。


「ここが奈々さんの家よ」


そう言われた私逹の前には古い一軒家があった。


車から降り、私逹は先生のあとをついていった。


「お邪魔します。」


そう言って先生が入るのを後にし私と望も...


「「お邪魔します」」

と言って入った。



「いらっしゃい。さぁ入ってちょうだい!」


奈々のおばあさんはそう言って私逹を向かい入れてくれた。


「じゃあ私は帰るわね!帰る時はまた迎えにくるから!ここに電話してちょうだいね!」


「えッ先生帰るんですか?」


「あなた逹二人のほうがいいと思うから!」


そう言って先生は私に電話番号を書いた紙を渡し、帰っていった。


私と望は部屋に入り、一番に目がいったのは奈々の写真か飾られている仏壇だった。



その写真の中の奈々はとても笑顔だった。


私逹は線香をあげ、おばあさんがお茶を入れてくれている机がある所へ座った。


平屋の家ですごく広くい部屋に今はおばあさん1人...

きっと、寂しいだろうな。


そう思った。


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