奇跡をあなたに

「全部で3452円になります!」


「は―い」


お金を出そうとした時だった...


望が私の目の前に突然来た。


!?


「ちょ....ちょっと邪魔!!」


望は背が高いから全然前が見えない。


「3500円からお預かりいたします。」


そんな店員さんの声が聞こえる。


!?


「望?私が払うから...」


「いいから!」


望はお釣りをもらい、カゴを持っていった。


「望、前も払ってくれたじゃん!?」


「男が女に払わせるわけにはいかね―の!」


「...ありがとう。」


「いえいえ!お礼は料理に期待してるから―(笑)」


「頑張る!!」



買い物をおえ、家に帰っていると...



私はあの日の事を思い出した。



あのクリスマスの日の事を...




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