奇跡をあなたに
そんな日も過ぎて明日は学校。
もう8月の中旬。
いろいろあったな。
そして始業式。
朝からいつものように望が迎えに来てくれる。
「今日から学校だな~夏休みとか早いな~」
「そうだね~」
学校につくと、前と変わらない生徒。
奈々が自殺したなんて嘘みたい。
今日は始業式が終わると帰れる。
始業式が終わり、望と帰ろうとした時だった。
「望~もう帰るの?」
香苗だ...
「あぁ。」
「そっか~~...。じゃまた明日!望♪」
香苗は相変わらず嫌みな奴だった。
私と望の間に普通に割り込んでくる。
話している途中でも...
はぁ~~~また香苗と一緒にいなくちゃいけない。
頑張るしかない。
そう思うしかなかった。
私と望はまた河原に行き、いつものように話した。