奇跡をあなたに

その時、先生が教室に来た。


「お前ら何してんだ!三年は教室に戻れ!!」


先生はそう言って私達を怒鳴った。


私はその言葉で我々に戻り、望を見た。

望!?


「望?手首大丈夫?ごめんね...」


私は望の血を止めようとして、ハンカチをだし望の手首にあてようとした。


「やめろ!!」


!?!


望が私を急に怒鳴った。


「望?」


「あッいいから...俺保健室行ってくるわ!」


そう言って望は私をおいて保健室に向かって歩いて行った。

.....?


私は不思議に思いながらも教室をでる事にした。


私は奈々をいじめていた女子に言った。


「許さないから...」


でも、その女子は下を向いたままだった。


「早く教室からでなさい!」


先生がそう言って私の腕を掴み教室から出した。




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