奇跡をあなたに
私は学校を出て、河原に走った。
「ハァ ハァ望?」
そこには望がいた。
望が寝転び寝ていた。
「....望...バカ。
心配するじゃん...。」
私は望の寝ている隣に座り、呼吸を落ち着かせた。
「はぁ―疲れた。河原に行くんなら言ってほしいよ!」
私は1人で呟いていた。
望を見ると、とても気持ちよさそうに寝ていた。
間近で見るとやっぱりかっこいい。
私は思わず望の頭を撫でた。
望がいるから、今の私がいるんだよね?
「望まで...いなくならないでね?」
私はそうまた呟いた。
望の手は包帯が巻いてあった。
「ごめんね...痛かったよね?」
望がいなかったら...私あの子刺してたかもしれない。
「やっぱり...望は私のヒ―ロ―だね。」
私はそう呟いて、望と同じように寝転んだ。
太陽の日差しが暖かくて、とても気持ちよかった。
私はそのまま寝てしまった。