奇跡をあなたに


「やめてくんない?」

女子の手は止まった。
「は?何急に強がってんの?(笑)勝てると思うわけ?それとも望くんに助けてもらう?(笑)」


プチッ


「お前らいじめられる気持ちわかんのかよ!お前らみたいなのが友達ってゆうなら私はいらないから!1人でも全然平気だから!」


「あたし逹~いじめられる事なんてないから~(笑)分かんな~い♪」

なんでこんな奴がこの世にいるわけ?


私は今までキレた事がない。

だから自分でも止める事ができなかった。

私は近くにあった放棄を持ち振り回した。


「殴れるもんなら殴ればいいよ!」


「やばいょッこいつ頭いってるよ!帰るよ。お前覚えとけよ!」

女子5人は私をおいて帰ろうとした時だった。


「幸...?」

!?!?望!?!?望がそこには立っていた。

女子はびっくりして立ち止まった。


その時。
女子が望に言った。

「私逹、今までいじめてきたから謝ろうとしたの!そしたら“許さない”って放棄を振り回して殴ろうとしてきて...望くん助けて!」


....は?何言ってんの?殴られたのは私なのに。




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