奇跡をあなたに
第4章

望の異変




9月。


進路の事なんも考えていなかった私。


先生にも諦められている....。


「ねぇ、望は高校卒業したらどうするの?」


「....ん~どうだろうな(笑)」


「何それ(笑)」


「まぁ、そろそろ決めないとな~」


「そうだよね~はぁ~やだな~」


「卒業しても、俺ら友達だよな?」


「当たり前でしょ?(笑)」


「そうだよな~ありがとう!」


「こちらこそ~」


そんな会話をしていた私と望だったけど...


私の心は望でいっぱいだった。



望が好き。



その気持ちが日に日にます。


でも、気持ちを伝える勇気はない。


相変わらず望は告られる。


そんな望がいついなくなるか不安だった。

いつものように河原に行き話をしていた。



「ねぇ~望~?」


「ん?」


「望は...好きな子いないの?」


「はぁ?(笑)なんだよ急に~」


「だって、高3だよ?好きな人ぐらいいてもおかしくないでしょ?」


「なら幸はいるのか?」


!?!


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