奇跡をあなたに


私はお菓子を食べて、寝転がっているといつの間にか寝てしまった。



でも、望の声で起きたんだ。



「幸...?」


ん?

望...?


私は少し寝ぼけていた。


だから、はっきり起きれなかった。


でも、微かに聞こえる望の声が私の眠気を覚ます。


「幸...ごめんな...。」


望...?


私はそのまま寝たふりをする事にした。


“ごめんな”ってなんなの?


望は私の頭を撫でながら何回も何回も“ごめんな...”って言っていた。


起きて、望に聞きたかったけどきっと望は私が寝ているから言ったんだと思ったから...だから知らないふりをするしかなかった。



望はその言葉を言って帰っていった。


私はすぐ起きて、窓から望を見た。


望はゆっくりと歩いて帰って行った。



今さっきのなんだったの?


なんで...私に謝るの?


いつも私の前では笑ってるのに...


望は何を隠してるの....?



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