奇跡をあなたに


「望....?」


望は少し怒っているような顔をしていた。


「幸、帰るぞ。」


「あっうん!」


そう言って私逹は河原に行った。


「.....。」


望はなんもしゃべらない。


???


いつもなら、河原に来たらすぐ話すのになぁ~~


「望?」


「.....。」


「...望?」


「なに?」


「なんでしゃべらないの?」


「いけねぇ?」


「...いつもしゃべってるじゃん!!」


「たまには話したくない時もあるだろ?


望は不機嫌だった。

「....どうしたの?今さっきからおかしいよ?」


「そうか?」


「うん!」


「てか、わりぃ!今日は帰るわ!また明日な。」


「えッ」


望はそう言って帰ってしまった。


なんなの?


意味分かんない!


なんであんな態度するわけ?


私は少しムカついた。


いつもそう、香苗と付き合った時も意味分からないし...


今日だって...


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