奇跡をあなたに
離れていかないで..
次の日。
今日も望は家に迎えにこなかった...
学校に行くと、やっぱり望はもういた。
「望...おはよう。」
「あぁ。」
望は目を合わそうとはしない。
香苗が話かけても望は素っ気ない。
望は自分の殻に閉じこもったみたいだった。
こんな望みた事ない。
でも、諦めないよ。
あんな事されて嫌いになる私じゃないから...
だから私は望に何回も話しかけた。
「望、何してんの?」
「別に。」
「今日河原に行かない?」
「ごめん。」
「一緒に帰ろ?」
「無理。」
......。
望は私を完璧避ける。
望は今日も私をおいて帰ろうとした...
「望!待って?一緒に...」
「幸、昨日言った事忘れたか?」
「だって...やだもん。」
「俺にもう近寄らないでくれね?」
「...ッひどいょ。望...」
「そう思うならもう話しかけるな。」
望はそう言って帰っていった。