奇跡をあなたに


「幸ッこれ!」

望の手には水が入ったバケツ。

私はそのバケツをとり女子にかけた。


「キャッてめぇ何すんだよ!」

女子の1人が私を殴ろうとした時...

望が私の前にでた。

「幸に手出したらどうなるか分かるよな?」


「....。」

女子はその手をおろし私を睨んだ。

私はその時、望をどかして女子の前に立った。


「私、あんた逹には負けない!もう黙ってないから!文句があるならいつでも言ってくれば?あと一生許さないから!」

私はこの日初めて思った事を言えた。

「幸ッ帰るぞ♪」


「うん♪」

私と望は女子をおいて帰った。


そして、いつものように河原で話した。

「幸?今日すごかったな―お前変わったな!強くなったよ」

望は優しい顔でそぉ言ってくれた。


「ありがとう!望はどうして私が体育館の裏にいるの分かったの?」

「教室に行ったらいね―し、鞄はあるのにおかしいな―って思ってたら、窓から幸とあの女子が見えたんだよ!それに幸の机に見覚えのない手紙があったからな(笑)」


望はやっぱり、ヒ―ロ―だね。


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