奇跡をあなたに

小学校に入ったときから、私に対するイジメは始まった。


小学校3年。

クラスの男の子が話かけてきた。


「お前なんで話さないんだよ!」


「....。」


「なんか話せよ!」

ドンッ
男の子が私を押した。

「....。」

押されても話さない私。


「お前気持ち悪ッ」


そう言われた日から私に対するイジメはスタートした。


学校へつくとシュ―ズがない。

毎日クラスの子に囲まれながら過ごす毎日。


「お前なんかいなくなれ―(笑)」

「死ねや(笑)」

「汚い―」

「消えろッ」


そんな事を言われても涙一つ流さなかった。


流したくても、流れなかった。

感情を忘れた私には...

だからイジメはエスカレートするばっかりだった。




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