奇跡をあなたに
町に出ても楽しくなんてない。
人の声。
人の足音。
町の音。
何もかもがうるさい。
何も聞きたくない。
何も話したくない。
くだらない世界に生きている自分。
優しい人間なんていない。
私を必要としている人間なんていない。
毎日が私にとって暗闇。
光なんてない...進んでも進んでも光は見えてこない。
出口はどこなのか...
それすら見つからない毎日。
どんなに考えても、どんなに探してもその先は闇。
いつまで歩き続ければいい?
いつまで我慢すればいい?
ずっとずっと誰かに支えてほしかった。
誰かに必要とされたかった。
生きる意味を教えてほしかった。
生きる喜びを知りたかった。
ただ、それだけだった...