奇跡をあなたに


なんか飲もうかな―

そう思い鞄から財布を出そうとしたら...


....?


ない。


あれ?


あ―今さっき望ともジュ―ス飲んだから財布忘れたんだ―


私は財布を忘れた事に気付き望の部屋に戻った。


望をびっくりさせようと思い、そぉ―とドアを開けた。


望びっくりするかな(笑)


私は部屋を除いてみた。


ベットには望がいた。


!?


望?


望は誰もいない病室で泣いていた。




....望。


周りには見せない望。


きっと1人になると泣いていたんだ。



望が一言だけ言った言葉は...



「―――ッつれ―なぁ―」



やっぱり、そうだよね...。



我慢して、耐えてる望は本当に辛そうだった。


私は部屋に入らずそのまま帰った。



私は望に何ができるのかな?


何かしたいな...


私は考えた。


ん―マフラー!?


冬だし、最近よく寒いって言ってるしなぁ―


今日はお金がないから、明日買いに行こ―


私は望にマフラーを編む事にした。




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