奇跡をあなたに
その後、望と私はずっと話していた。
あっとゆう間に、夕方の7時になった。
「幸、もう暗いから帰った方がいいぞ!」
「あっうん♪今日はありがとう。」
「俺はなんもしてね―よ!俺こそありがとな♪」
「いえいえ♪」
「じゃあ―気を付けてな!」
「うん♪」
そう言って病室を出ようとした時。
「幸!?」
望が私を呼んだ。
「何?」
「来年も一緒にクリスマス過ごそうなッ♪」
「うん♪」
望は私にそう言ってくれた。
私は病室を出た。
また“来年”って...
来年だけじゃないよ。
ずっと...ず―っと、一緒に過ごしたい。
私はそう思ってた。