奇跡をあなたに
この日は、望のお母さんがおせちを作って来てくれて、望と私と望のお母さんと妹さんとで食べた。
「すごい美味しいです!」
正直、おせちを食べるのは初めてだった。
お母さんの味ってこんな味なのかな?
そう思いながら私はたくさん食べた。
食べた後は、家族の時間があった方がいいと思い、私は帰る事にした。
「ごちそうさまでした。本当に美味しかったです♪」
「なら、よかったわ。今度また何か作るわね♪」
「本当ですか?楽しみにしときます♪」
「そうしてちょ―だい(笑)」
「じゃあ、私は帰りますね!」
「おぃ幸、もう帰るのか?」
「うん♪」
「まだいたらいいのよ?」
「いえ(笑)ちょっと行く所もあるんで!」
「そうなの...。」
「なら気を付けてな!」
「うん♪また明日くるね♪」
「おぅ!待ってるな♪」
「うん!じゃあね♪」
私はそう言って病室を出た。