奇跡をあなたに



私は病院を出て、ある所に向かった。



母のお墓。



私は花を買いに行き、母が眠っている前に来た。



私は時々来てた。


花を変えにきたり、お母さんに会いに来てた。



望がずっとずっと生きますようにって...


ここで、お母さんにお願いしてた。



私は母の前で話した。


「母さん、あけましておめでとう。今日ね、望のお母さんにおせち食べさしてもらったんだぁ―美味しかったよ!お母さんのおせちも食べてみたかったなぁ♪
望ね、奇跡起こしたんだよ。
お母さんも奇跡起こしてほしかったな。
私が病院につく前にさぁ―...お母さんと話たかったな。
奇跡って本当にあるんだね!
じゃあまた来るね!望の事守ってね。」



私はそう言って、その場を離れた。


そして、もう一ヶ所行く所があった。



奈々の所。


私はタクシーに乗り、奈々のおばあさんの家に向かった。



ピンポ―ン。


「は―い。」


奈々のおばあさんが私を迎えてくれた。


< 319 / 370 >

この作品をシェア

pagetop