奇跡をあなたに
私は病院を出て、ある所に向かった。
母のお墓。
私は花を買いに行き、母が眠っている前に来た。
私は時々来てた。
花を変えにきたり、お母さんに会いに来てた。
望がずっとずっと生きますようにって...
ここで、お母さんにお願いしてた。
私は母の前で話した。
「母さん、あけましておめでとう。今日ね、望のお母さんにおせち食べさしてもらったんだぁ―美味しかったよ!お母さんのおせちも食べてみたかったなぁ♪
望ね、奇跡起こしたんだよ。
お母さんも奇跡起こしてほしかったな。
私が病院につく前にさぁ―...お母さんと話たかったな。
奇跡って本当にあるんだね!
じゃあまた来るね!望の事守ってね。」
私はそう言って、その場を離れた。
そして、もう一ヶ所行く所があった。
奈々の所。
私はタクシーに乗り、奈々のおばあさんの家に向かった。
ピンポ―ン。
「は―い。」
奈々のおばあさんが私を迎えてくれた。