奇跡をあなたに
望は前に出て話始めた。
どれだけ、覚悟がいっただろう...
どれだけ、怖かっただろう...
望はやっぱ強いんだ。
私はそんな望だから大好きなんだ。
望は皆を見わたし口を開いた。
「急に話して、たぶんびっくりすと思うけど...」
「おぃッ市川!何を言うつもりだ!」
先生が望を止めようとするけど、望は先生を無視して話続ける。
周りはざわついている。
「何急に?」
「望くんどうしたのかな?」
「俺が学校を休み、入院したのは病気だったからなんだ...治る病気じゃないし、一回死にかけた。」
望....
もしかして言うの?
周りは沈黙になった。
でも、望は一生懸命話していた。
「俺は.....HIVに感染してるんだ。」
....やっぱり。
生徒は沈黙を破り、ざわめきだした。
今まで、望をチヤホヤしていら女子も男子も一気に態度が変わったんだ。
「まじかよ...ありえね―」
「やっぱ顔だけじゃだめなんだよ―」
「私、感染してないかな―心配!」
皆、望を冷たい目で見る。
このクラスは最低だ。