奇跡をあなたに
次の日。
学校へ行くと周りは望を避ける。
でも、周りなんてどうでもいい。
次は私が望を守る。
そう思っていた休憩時間。
「なぁ―幸ちょっとトイレ行ってくるなッ」
「分かった。」
望はそう言って教室を出た。
それを見た女子が、私の所へ寄ってきた。
!??
「ねぇ―あんた達付き合ってんの?(笑)」
「てかあんたもエイズか検索したら?(笑)」
「もしかして―あんたに移されたとかだったりして―(笑)」
「てか、望くん学校辞めさせたら?ついでにあんたもやめたらいいじゃん?(笑)一緒にッ」
――――――ッ
私は我慢した。
望が帰って来た時に、喧嘩していたら...きっと自分のせいだと思うから。
「てか、一回死にかけたんならさ―学校くんなよみたいな(笑)」
「エイズってクラスに言って同情して欲しかったんじゃないの―?(笑)」
「逆に引くし―(笑)」
―――――ッ
もう、限界だった。