奇跡をあなたに


望に本当は好きだって伝えたい。


でも、きっと望の心はそれどころじゃないから...


でも、気持ちを伝える事は大切なんだって思った。


あとで後悔するから....



でも、それに気づく事も後で遅かったと後悔した。



2月の中旬。


「なぁ―幸もうちょっとで誕生日だよな?」



「そうだけど...」



「その時、クリスマスプレゼントも一緒に渡してもいいか?プレゼントは2つあるからな♪」



「誕生日祝ってくれんの!?」


「当たり前だろ?(笑)」


「ありがとう♪」


「いえいえ♪約束な!」


「約束!!」


私達はそんな約束をした。


約束なんて、辛いだけ...



するもんじゃない。


守れない約束なんて...


約束の意味がない。


でも、望との約束果たしたかった。


好きだって、望に言いたかったよ?


目の前で...言いたかったよ...。



でも、伝わってるかな。


きっと...


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