奇跡をあなたに


私達はその後、コンビニに行き、お菓子を買った。


「またそんなに買うの!?」


「当たり前~(笑)幸もいつも食べてんじゃん!」


「....だって、食べたくなるし!」


「ならいっぱい買った方がいいだろ?」


「そ―だね(笑)」


望は手にいっぱいのお菓子を買い、コンビニを出た。


そのまま、私と望は家に向かった。


「はぁ~ついたね!」

「やっぱお菓子買いすぎた?(笑)」


「今さらかよ(笑)」


「まぁ~食べればいいよな~」


「望太るよ?」


「生きてる間に好きなもん食べたいんだよ(笑)死んだら食えないからな~」


「そっか。」


望は時々、自分の死を口に出す。


平気な顔をして言ってるけど、本当は怖くて怖くて仕方ないんだと思う。



そんな望に私は何をしてあげれるかな...


こんな私だけど、望にできる事が少しでもあるならしたい。


でも、実際は側にいる事しかできない私。



私はいつも望に支えてもらってるのにね...




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