奇跡をあなたに
河原につくと、私は看護婦さんからもらったおじいさんからの手紙を呼んだ。
その手紙には、こう書かれていた。
【お嬢さんへ。
この手紙が君の手に渡っているという事は、もうわしはこの世にはいないとゆうことか。
君は毎日わしに会いに来てくれたな。とても嬉しかったよ。
君は、わしに1人だと言った、わしも1人だったんだよ。家族にも見離されてたんだ。世話がかかるからな。
わしは癌だったんだよ、毎日あの椅子で死ぬのを待っていた。1人でいるのはとても辛く寂しい事だ。
そんな時、君に出会ったんだ。とても悲しそうな顔をして歩いてる君を見て、つい声をかけてしまった。
君と話すうちに、毎日が楽しかった。
もっと生きてみたいと思えたんだ。
毎日、病室に来る君を楽しみにしてたんだ。
まるで孫のように思えた。
死ぬ前に君と出会えてよかったよ。
もしよかったら、わしがいた事を忘れないでほしい。
そして、精一杯生きてほしい。
いつかきっと生きててよかったと思う日がくるから。
本当にありがとう。君のおかげで最後まで幸せだったよ。
お爺さんより。】
おじいさんの手紙を読み終えた私は思わず涙が溢れ出た。
どんな感情なのか分からないけど、人の死はとても悲しい事なんだと思った。
この日から私はまた1人になった...