奇跡をあなたに


本当に母は私が邪魔なんだ。


いらないんだ。


誰にも相談できないし。


相談する人事態いない。

母には新しい男がいるんだ。

それに...母は私を自分の子供だと思っていない。

何よりもそれがショックだった。


何日も何日も考え、悩み、答えをだした。

私の答えは、高校に行き、1人で暮らす事。


母は私が出た方がいいと思っているから。


母のためにも自分のためにも。


1人で暮らす事を決意した。


私は公立の高校に決め受験する事にした。

母に1人で暮らす事を言った。


「母さん。私1人で暮らすから。」


「そぉ、なら部屋ぐらいは探しといてあげるわ」


「うん。」


母は平然だった。
寂しそうでも、辛そうでもなく、そのままいつものように、仕事へ行った。


1人で暮らす事を決めた日から、もう私はけじめができていた。

1人で生きて行こうと。



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