奇跡をあなたに
そして、あっとゆう間に高校2年。

クラスは3クラスあったけど、運よく望と私は同じクラスになれた。

席は自由に最初に決めていいから、望と私は窓側の席に隣同士に座った。

「また同じクラスだな。やっぱ俺らは運命なんかな(笑)」

「そ~かもね(笑)」

そんな会話をして、新入生の入学式が始まった。

新入生も望を見ると、騒ぎ出す。


「キャ―あの先輩かっこよすぎ―♪」


「この学校に入ってよかったし―♪」


「アドとか教えてくれるかな?(笑)」


望は鈍感すぎる。


自分に注目されている事に一向に気付かない。


鈍すぎだ。


「なんか、新入生うるさくね~?まじ女とか苦手だよ。うるせ~しッ耳おかしくなるよな(笑)」


「......。」


私も女なんですけど...


「どうした?」


「別に~」


望のおかげで私はいじめもなくなった。


女子には嫌われているけど、望がいれば私には十分だった。

ある日。
休憩時間、私と望が話していると...

「市川~1年生の子が呼んでるぞ?」


クラスの男子が言った。




< 49 / 370 >

この作品をシェア

pagetop