奇跡をあなたに
その日の放課後。
望と私はいつものように河原へ行った。
「なぁ~幸。幸は俺がいなくなっても平気なのか?」
望が突然聞いてきた。
「えッなんで?」
「今日、俺にアドくらい教えれば?とかゆうし。」
「それは~ずっと望断ったりしょうるし...」
「断ったらいけんのん?」
「別に~望の好きなようにすればいんじゃない?」
「なんだよそれ。」
「だって、私逹は友達でしょ?恋人とは違うんだよ?」
「そうだな。だからってアド教える意味なんかないだろ?」
「だって..望も彼女とか普通ほしんじゃないの?」
「何回も言ったろ?俺はいらないの!なら幸は彼氏ほしいのかよ!」
「ほしいとか分かんない。」
「意味わかんね~な。」
「ごめん。でも、望にはちゃんと恋してほしいよ?」
「....ごめん。今日は帰るな。」
えッ
望はそのまま帰って行った。