奇跡をあなたに

そう言って走る望は私の手を掴み走り出した。


私は望のその手にドキッとした。


そして私の家の前につき、望が口を開いた。

「急に雨降ったな(笑)まぁよく乾かせよ~じゃあな!また明日~」


「えッ帰るの?」


私は思わず望に言った。


「は?当たり前だろ(笑)」


「ちょっとあがっていかない?」


「....。」

望は何も言わない。

「やだ?」


「そうぢゃね~けど...」


「乾かして帰りれば?」


「そ~だな(笑)乾かして帰るか~」


「うん。」


私は緊張したけど、なぜか望と離れたくなかった。


自分の行動に自分でビックリしたくらい。

部屋に入りますます私の鼓動は早くなる。


自分で呼んだのに...


「ど、どうぞッ」


「お邪魔します(笑)」

「ちょっとタオル出してくるね!」


「おぅ。」


私は急いでタオルをとりにいった。


はぁ~すごい緊張するぅ~


私は一息つき望にタオルをもっていった。



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