奇跡をあなたに
「はぃッタオル」


「おぅ。ありがとうな」


「な、なんか飲む?」


「あ―じゃなんか飲もうかな(笑)」


「じゃあちょっと待ってて」


「ありがとな」


私は台所に行きコップを二個だしジュ―スを入れた。

なんか変な感じ。

望が私の家にいるなんて...


私はコップに入ったジュ―スを持って望の所へ行った。


私は緊張のあまり手が震えて、いつジュ―スがこぼれてもおかしくない状況だった。


「おぃ。大丈夫か?」
望はこぼれそうなジュ―スを見て心配したんだろう。

「大丈夫。」


その時だった。


床にあったコンセントに足を引っ掻けてしまった。


!?!

「キャッ」

ドンッ

「痛ッ」


私は勢いよく床にこけた。


「大丈夫か?」


「大丈夫...。」


!?!

あれ?コップが手にない。


???

!?!

望の手にはコップが持たれていた。


「望~なんで私よりコップを助けたの?」


「えッだってこぼれたらダメだろ?(笑)」


「普通私を助けてよ~」


「あ~ごめんごめん(笑)」


はぁ~ジュ―スの方が大切なのかな?


「....。」
私は不機嫌になった。


「ごめんって(笑)」


「....。」


「もういいよ。(笑)」


なんか少しおかしくて顔がにやけていた。


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