奇跡をあなたに
次の日。


私は風邪をひいた。

体温計がないからコンビニに買いに行く事にした。


まだ朝が早かったからスウェットのままコンビニに行った。


体温計とデザートを買い家に帰り、熱を計った。

熱は38度あった。


食欲もない私はベットに寝転び昨日の事を考えた。


望は私を女として見てくれないのかな。

私は恋なんて初めてしたから、どうしたらいいのか全然分からなかった。


普通は友達に相談するんだろうけど、私のたった1人の友達は“望”だから...
望は私にとっては“好きな人”だから相談することなんてできない。


もし、気持ちを伝えたら友情もなくなるのかな?


そう考えると、友達のままがいいのかなって思う。


でも望のそばにこれからずっといる自信わない。きっと辛いから...


きっと“ずっと”なんてないんだよね。

望だっていつかは彼女ができる。
その時は離れないといけない。


そう考えながら私は眠りについた。

< 62 / 370 >

この作品をシェア

pagetop