奇跡をあなたに
キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン

授業のチャイム。


私は久しぶりに授業をサボった。


望にきっと動揺してしまうから。


あぁ~なんで望モテるんだろう...


あんなかっこいい人と友達になったからいけなかったのかな?


普通に好きになっちゃうよ。


はぁ~


ため息ばっかりつく私。


その時。


「授業サボってんじゃね~よ幸!」


!?!?!?


望!?

それはまた寝転んでいる私の真上から望は表れた。


「たまにはサボりたかった。」


「はぁ~俺をおいてか?(笑)」


「.....。」


望も私をおいて行ったじゃん。

そう思ったけど口には出せなかった。


「ごめん(笑)」


「おぅッ。」


「そいや~望と初めて会ったのここだったね(笑)」


「そ~だな。幸暗かったしな(笑)」


「今は違うもん!」


「だなッ(笑)」


そぉやって笑う望の顔が私には辛かった。
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