奇跡をあなたに

「市川、お前はあの1番後ろの席なッ」


!?!?

私の後ろの席!?


市川望は私の後ろに来た。


まぁ―私には関係ないかッ

この人もどうせ私をイジメるんだろう。

そう思ってた。


そして授業が始まり、終わると同時に生徒が一気に市川望に近寄った。


「な―市川―そんな格好してると先輩に狙われるぞ?気をつけてな♪」

男子は、不良がきた事でテンションが上がっている。
友達になりたいのだと見てすぐわかるくらいだ。


「てめぇ―ら先輩が怖いからそんな地味なわけ?(笑)ださくね?」

そんなをバカにするような言葉を言われても男子は...


「いゃッ俺らも髪とか染めようと思ってたんだ(笑)」


「ふ―ん。そぉ。」


ク―ルな市川望は別に興味がないみたいだった。


そして男子の次は女子だ。


ドンッ

1人の女子が私を押し席から離した。

「市川くん♪彼女とかいるの―?」

「いね―よ」

そんな会話をしている市川望と女子。

私はその場から離れ校庭の椅子に座った。

キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン。
チャイムが鳴った私は教室に戻ろうとした。


けど、戻るのをやめた。

後ろの席には不良がいるし。

いてもいなくてもどうせ一緒だし。



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