奇跡をあなたに
その中にはカップルや友達...

こんなに人がいるのに、1人の自分は妙に目立っていた。


私はこの日、望と一緒に行ったス―パ―ではなく少し離れたもう1つのス―パ―へ行った。


なんとなく望と行ったス―パ―へは行きたくなかった。


私はス―パ―につくと、惣菜を買いすぐ家に向かって帰っていた。


やっと家についた時だった...

!?
ピタッ
私は歩いていた足を止めた。


私の目の前に見えるのは、望の後ろ姿。間違いない...あの後ろ姿は望だ。

なんで?

なんで望がいるの?

私は望を追いかけ走った。


でも、すぐ足を止め、家に向かった。


追いかけて何を言えばいいのか...

どんな顔をすればいいのか....


分からなかった。


家につき、玄関を開けようとしたとき。

コトッ


??

何かが落ちた音がした。

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