奇跡をあなたに
私は女性がおいた母の私物のバックを手にとった。


私は女性をチラリと見て言った。


「あ、あの...」


「何?」


「これ中身見てもいいですか?」

女性は少し微笑み言った。


「あなたに見てほしいから持ってきたの。」


その言葉を聞き、私はバックの中身を出し始めた。


その時、女性が私に言った。


「ちょっと待ってくれる?私の話を聞いた後に見てほしいの」


女性は私に悲しそうな顔を見せた。


私はバックの中身を戻し座っている横においき、女性の話を聞く事にした。


正直、怖かった。

どんな話を聞かされるのか。

< 83 / 370 >

この作品をシェア

pagetop