奇跡をあなたに
母は私を1人で生みすぐ働き始めた。


朝は新聞配達、昼はス―パ―のパ―ト、夜は居酒屋


その間、私は母の知り合いに預けられていた。

だから母との思い出はない。

母は私を育てるため、毎日休まず働いていた。


私が小学2年生の頃から母は水商売を始めた。


母と同じ店で働いていた女性は居酒屋で知り合ったらしい。


母はほかの仕事をやめ、水商売一本にした。


母は元々美人だったから店でも結構人気があったらしい。

でもそんな仕事ばかりの生活にストレスがたまったんだと思う。


だから、私に暴力をふった。


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