奇跡をあなたに
母の側には母からもらった手紙と、中学の時に出会ったおじいさんの手紙もおいた。


私はいつも手遅れになる。


そして後悔する。


母もおじいさんも辛かったはずなのに...


弱音はかずに...


母は、毎日働いて。

おじいさんは私の話を毎日聞いてくれてた。


その二人に私は何も返す事ができず、ただ弱音を吐いて、自分だけが辛いなんて考えていた。


母の気持ちも、おじいさんの気持ちも何1つ聞いてあげれなかった自分。


今さら気付いても遅いのに...


死んだ人はもうかえてこない...そう分かってるはずなのに。


人はどうして、大切なものをなくした後に気付くのかな?


後悔するのかな?


後悔しないように生きるなんてできるの?

後悔したくないと思うのに、私の心の中はいつも後悔ばかり。


その時の私はきっと、まだ子供で考えても考えても、この先どう生きればいいのか分からなかったんだ...

だから“死”とゆうものを私は理解しているようできっと全然していなかったんだと思う。


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