王子様の、花嫁探し。
『栖羽ちゃん?おはよう。
もう起きた?』
電話の向こうから伝わってくる
かっちゃんの暖かい声。
『...うん』
『今、どこ?』
『...アパートにいるよ』
『待っててね。今から行く』
『かっ.....』
きられた...。
どうしよう、この目。
かっちゃん見たら、
どんな顔するんだろう。
とりあえず、
顔洗って、軽く化粧する。
アイメークは、
なんだかよくできなかったなぁ..。
ピーンポーン
「あっ」
かっちゃんかな。
玄関行って
ドアを開ける。