王子様の、花嫁探し。
「栖羽ちゃん?」
「え?」
「帰ろ?」
「うん....」
公園で、
ベンチに座って、
ちびっ子が遊んでるのを二人で見てた。
「栖羽ちゃんは、
初めて人を好きになったのはいつ?」
「え?どうしたの突然」
「聞きたいからー」
「...あたしが、
5才の時かな?」
「すごーい!どんな男の子だった?」
「....泣き虫で、
馬鹿で.....
でも、
かっこよかった」
「へぇー...。なんか意外だ..」
「ん?何が?」
「だって、栖羽ちゃんって完璧な人がタイプなのかと思った」
「...完璧な人なんて、
いないよ...」
「そうだよね..。
ね!その話、もっと聞かせてよ!」
「...うん..」
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