・季節に恋して~素敵な恋愛~
私は凄く後悔した。
だってね…。このデートが最初で最後のデートになるなんて、思っても見なかったの。
デートから二日経った三月三十日。
夜十時から十一時まで電話をした。
楽しかった。惇先輩がイキナリ「うわ~!」とか「どっか~ん。」とか、意味の分からない言葉を連呼していた。
「どおしましたか?」
って聞くと、
「いやぁ~今ねぇ、テレビで凄いグロイ番組がやってた。」
って、何気ない会話。
「出かけた時は、何か…微妙な感じになって済みませんでした。」
をただただ伝えたかった。
でも、惇先輩は笑ってくれた。
「また、夏になったら出かけようかっ!」
って言ってくれた。