・季節に恋して~素敵な恋愛~
六月三日
今日の朝、机で小説を読んでいたら、
私の所に夏実が来た。
そう、二年生になってから同じクラスになったのです。
「未来、おはよう。」
「お、おはよ~。」
言葉がギクシャクしてしまった。
「あのね…惇先輩からの伝言なんだけどさ…。」
言うことは、一瞬にして私の脳内を過った。
『別れ』
と、言う言葉が…。
「昨日、惇先輩とメールしてたんだけど…。」
「良いよ。言って。」
「あのね…俺とは、ただの先輩後輩に戻ろう。
俺が今までにあげたものは全部捨ててくれ。って…。」
「……え。」
思っていたことが…本当に当たった。