・季節に恋して~素敵な恋愛~
私は最後に夏実に聞きたい事があった。
私と夏実が二人きりになった時に……。
「ねぇ、夏実。」
「ん?」
聞くだけでもドキドキする事…。
「夏実はさ、惇先輩の事が好きだったんだよね?」
夏実は驚いていた。
「知ってたの?」
「うん…。」
私達に空気は静まる。
「でも、今は違うからさ…。」
「別にもう、謝らなくても良いよ…別れた分際で言える立場じゃないしさ。」
私は笑って見せた。
私はもう一つ聞きたい事が…。
「夏実さ、卒業式に日に惇先輩にボタン貰ったんだよね?」
「…うん………。」
「…何で第二ボタンは貰おうとしなかったの?」