・季節に恋して~素敵な恋愛~

「そしたら、未来の膝から結構沢山血が出てきてさ~。
その先輩がオドオドしてた時に体育館の隅に立ってた惇先輩がこっちの方まで救急箱持って来て手当てしてくれたじゃんっ!」


あ!思い出した。
あの人か!名前、分かんなかった。


「そしたら未来のん気に、未来吹っ飛んだぁ~って笑ってて、手当てしてくれてる惇先輩に、有り難う御座います。手当ての仕方上手ですねぇ~。って言ってて、皆笑ってたんだよ?」


笑ってたのかよ…。
てか、そんな事言ってたの?私…。


「んで、最後に未来、何て言ったと思う?」


……っあ!

「「有り難う御座います…あの…練習戻って良いですよ?」」

私は声を揃えた。


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